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大分県の安心院葡萄酒工房が手がける、メルロー イモリ谷 2022。このボトルの前に立つとき、私たちはまず「イモリ谷」という固有名に目を引かれます。安心院にはいくつかの品種がありますが、そこに具体的な場所の名前が記されることで、この一本は棚に並ぶ他の赤ワインから静かに切り離され、独自の輪郭を帯びて目の前に現れます。
ラベルに記された2022という年号と、750mlという容量。そして辛口のミディアムボディという仕様に触れるとき、このワインが持つ輪郭がより確かになっていきます。大分という特定の場所で育ったメルローが、2022年という時間を経てボトルに収められている。その事実そのものが、目の前にある液体をただの赤ワインから、特定の場所から届いた固有の存在へと変えていきます。
赤ワインを飲む夜に、この「イモリ谷」のボトルを静かに置いてみる。余計な物語をまとわせる必要はなく、大分で生まれたメルローという事実だけを頼りにグラスを傾ける。そんな静かな選択の先に、今夜の自分が本当に開けたかった一本として、このボトルがそっと収まっていく気がします。
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メルロー イモリ谷 2022(赤)参考価格 ¥3,789
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